福岡の小学校で使われているブックカバー(図書バッグ)の作り方のつづきです。
前編はこちら↓
ブックカバーの作り方 前準備
ほつれ止め
本体生地(キルティングなど)とポケット生地(オックスなど)の周りにほつれ止めのジグザグミシンをかけます。
↓下の生地がかけてない状態、上の生地がかけた状態です。
マジックテープ、紐を縫い付ける
本体を縫う前に、紐とマジックテープを縫い付けます。図で描くと以下のようになります。写真が寸法と違うのは私の裁断が曲がっているからです(笑)
紐
紐は本体生地(キルティングなど)のどちらか1枚の中央に縫い付けます。私は生地の中央に縫い付けましたが、縫い代が左右で違うので完成した時にずれてしまいました( ゚Д゚)それでも特に支障はないようですが、完成した時に中央にしたい場合は、左から29cm、右から31cmのところに縫い付けます。ミシンまたは手縫いで、端から1cm以内のところに縫い付けると、後で縫い代1cmで縫うので、完成した時に縫い目が見えません。
マジックテープ
マジックテープは右は紐と同じ本体生地に、左はポケット生地に縫い付けます。上の図は左も本体生地に縫い付けていますが、後から考えるとポケット生地を本体と一緒に縫えば工程が少なくて済むと気付きました。上の図のように縫い代を考えて、左はポケット生地の端から1cm、右は本体生地の端から3cm、上下はどちらも端から1cmのところに縫い付けます。マジックテープは硬いのでミシンで縫った方がいいと思います。端から2mmくらいをぐるっと縫います。その際、糸はマジックテープと同じ色にすると縫い目が目立ちません。
名前つけ
名前をタグなどに書いて縫い付ける場合は、この段階で縫い付けます。私はお名前ワッペンをアイロンで付けたので後からでもよかったのですが先に付けました。完成した時に外から見えるように付ける場合は、紐を縫い付けていない方の生地に、縫い代を考えて以下のように付けます。向きに注意してください。
↓折りたたんで持った時に右下になります。
ポケットの縁を縫う
ポケットの底部分はブックカバー本体を縫う時に一緒に縫いますが、口の方は先に縫っておきます。ポケット生地の長辺を1cm折り、アイロンで折り目を付けて、端から8mmくらいのところを縫います。ほとんど目立たないところなので、縫い目が曲がっても気にしない(笑)
ブックカバー本体を縫う
さぁ、いよいよ本体を縫っていきます!ここまでくればもう少しなので頑張ってください!
両脇を縫う
まず両脇を縫います。紐を付けた本体生地を表を上にして置き、その上にポケット生地を置きます。最後にもう一枚の本体生地を裏を上にして重ねます。
そしてずれないように待ち針で留めてから、ミシンで端から1cmのところを縫います。
底を縫う
次に、袋状にした時に底になる部分を縫います。この時忘れてはいけないのが持ち手を付けること!私は忘れていて、縫った後に縫い目をほどいてやり直しました…(-_-;)
一番上の裏になっている本体生地とポケット生地の間に持ち手が入るイメージです。
裏になっている本体生地の短辺の中央にチャコペンでしるしを入れ、そこから左右に5cmずつのところにもしるしを入れます。ここに持ち手の内側を合わせます。そして、生地の端から3cm出したところで持ち手を待ち針で留めます。これは反対側の持ち手は袋口の折り返しが3cmあるので、長さを合わせるためです。私は出してなかったので持ち手の長さが違います(笑)
表から見るとこんな感じ(端から3cm出てないけど)。中央部分は曲げておきます。
持ち手を留めたら、底部分をミシンで縫い代1cmで縫います。これで8割は完成です!裏返すと、下の写真のようになるはずです。(持ち手は忘れてたので描きました…)
袋口の持ち手を付ける
いよいよ最後の工程です!あともう少し頑張りましょう!再び全体を裏返し、裏面が表になった状態にします。袋口を3cm折り、待ち針で留めます。アイロンで折り目を付けるときれいにできます(私は面倒でしてませんが…)。中心から左右5cmのところに持ち手を待ち針で留めます。この時、端を1cm中に折り込みます。(私は上に書いたように反対側の持ち手が長くなってしまうので折り込みませんでしたが、折り込んだ方が丈夫になるし、見た目もきれいなので折り込んだ方がいいです。)
口を開いた状態で、端から5mmのところをミシンでぐるっと縫います。持ち手部分は布が重なって分厚いので、ゆっくり縫った方が上手く縫えます。
最後に、補強のため持ち手の端部分左右二か所をステッチします。数字の8を書く要領で、ミシンで縫います。
裏返したらついに完成です!!お疲れさまでした☆
まとめ
前後編2回に渡って福岡限定?と思われる小学校のブックカバーの作り方を紹介しました。分かりにくい部分も多かったと思いますが、誰かの参考になれば幸いです。私は入学準備でブックカバー作りが一番大変でしたが、下手なりになんとか完成した時は達成感がありました。また、私も子供の頃、母が作ってくれたブックカバーを使っていて嬉しかった気持ちを思い出しました。子供が大人になった時、そんな気持ちを覚えていてくれたらいいなぁと思います。
名前つけについてはこちら↓
入学準備の記事一覧はこちら↓
コメント