先日、小学3年生の娘が歯医者で上唇小帯の切除手術を受けました。手術前にネット検索しても歯科医院のページはたくさんヒットするのですが、体験談はあまり見当たらず不安だったので、我が家の体験談を書いてみます。あくまで個人の体験談ですので、詳しくは歯科医院にご相談ください。
※手術後の写真を載せているので、苦手な方はご注意ください。
上唇小帯が長いと指摘される
上唇小帯(じょうしんしょうたい)とは前歯の中央にあり、上の歯茎と唇をつなぐスジのことです。仕上げ磨きの際に磨きにくいなぁとは思っていましたが、今まで特に健診等で指摘されることはありませんでした。歯並びは乳歯の時はきれいでしたが、乳歯が抜けて犬歯がなかなか生えてこないため、前歯の間が広くなってしまい、すきっ歯になっていました。
犬歯が生えてくれば前歯の間も縮まるだろうと思っていましたが、定期的に行っている歯科検診の際に「前歯の間のスジが太くてすきっ歯になっているので、切った方がいいです。」と言われました。さすがにその日に切るのは心の準備ができていなかったので、次回(約2週間後)に手術することにしました。
娘を説得
通っている小児歯科では手術はレーザーで行なうので痛みも少なく、すぐ終わるとのことでした。でも娘は嫌がりました(^_^;)切らない選択肢もありましたが、切るなら今だと思い、いろいろな理由で娘を説得しました。結局ご褒美(アイス)で釣る作戦で納得しました(笑)
痛そうだからイヤ!!
切らないと歯の間が空いたままになるけどいい?
大人になって治すと時間もお金もかかって大変だよ。
大人になったらお金は自分で払うんだよ。
調べたけどあんまり痛くないみたいだよ。
今まで何回も歯抜くの頑張れたから大丈夫だよ!!
手術頑張ったらアイス買ってあげる。
う~ん・・・。じゃあ頑張ってみようかな♪
手術の流れ
手術は親は治療室には入れず、娘だけ入りました。以下は娘から聞いた流れです。
1.手術前に痛み止めを飲む
2.麻酔の注射をする
3.麻酔が効いたら、上唇小帯をレーザーで切る
切るときは全然痛くなかったけど、焦げる匂いがした。
麻酔の注射が痛かった~。
治療時間は抜歯の時と同じくらいで、1時間半くらいだったと思います。麻酔が効くまでしばらく待つ必要がありますが、実際の手術はすぐ終わったようです。
費用と処方された薬
費用は子ども医療費助成制度で1,200円でした。診療明細を見ると口唇小帯形成術レーザーの点数は680点で、薬も含めた合計は1,216点でした。
痛くなった時用に痛み止めのアセトアミノフェンを2回分処方されました。
手術後 当日
手術後は麻酔が切れるまで1~2時間くらいはなるべく飲食はしないようにと言われました。唇の感覚がないので、間違えて唇を噛んでしまうことがあるからだそうです。
娘はしびれがなくなった2時間後くらいに食事を食べましたが、ちょっとしみて痛いと言っていました。痛み止めは手術前に飲んだので5~6時間空けないといけないので、時間になるまでは我慢してもらいましたが、すごく痛いわけではなかったようです。
歯を抜いたときよりは痛くなかったよ!
手術2日後
次の日からは痛みは全くなくなりました。見てみると再生した?のか、手術した日よりも上唇小帯が伸びていました。
手術10日後
上唇小帯は唇側は手術前くらいまで伸びていました(^_^;)
でも歯茎側は伸びておらず、前歯の隙間が少し狭くなった気がします。
手術1ヶ月後
10日後から変わらず。
この記事を書いているのはさらに1ヶ月後(手術2ヶ月後)ですが、この写真とほぼ変わらずです。
すきっぱは少しは解消されましたが、完全には治っていません。犬歯が左右両方とも抜けたまま生えてこないので、生えてくればもう少し治ると思います。
まとめ
娘の体験では、上唇小帯の切除手術は痛みはそこまで強くないようです。すきっ歯は完全には治りませんでしたが、しないよりはしてよかったと思います。あまり小さい子だと怖がると思うので、小学生になって、きちんと説明して、子供が納得して受けた方がいいと思います。検討されている方の参考になれば嬉しいです(^_^)
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